本校の教育目標は
「やさしく かしこく たくましく」 です。
1年の始めの日に、改めてこのことを子供たちに丁寧に伝えようと、
話をしました。
本校の子供たちは、天真爛漫で素直な子供たちばかりです。
だからこそ、さらにやさしさやかしこさ、たくましさを
身に付けて、幸せに生きる人になってもらいたいと願って、
次のような話をしました。
前期始業式のことば
みなさん、おはようございます。
今日から新しい1年が始まりますね。
私からは、新しい年度の始めということで、
まずは江南北小学校の目標をお話しします。
先日、みなさんがさらに、
やさしい子 かしこい子 たくましい子になるように
みんなで頑張ろうと先生たちで話し合いました。
「やさしい子」とはどんな子でしょうか。
校長先生は、お友達も、そして自分も大切にできる子だと思います。
お友達が嬉しく楽しく思えるように、
自分も嬉しく楽しく思えるようにどうしたらいいかなと考えて、
それを行動にうつせるのがやさしい子だと思います。
「かしこい子」とはどんな子でしょうか。
テストの点数が高い子。もちろんそれもありますが、
それだけではありません。
先生が「何かをやりましょうね」といったときに、
やりたいなとか、おもしろそうだなと思って、
やってみようとできる気持ちがあることが大事です。
それを一生懸命にやることができるのがかしこい子だと思います。
「たくましい子」とはどんな子でしょうか。
力が強い子。確かにそれはたくましいです。
風邪もひかない元気な子。それもたくましいです。
けれどたくましいとは体のことだけではありません。
心のことも関係しています。
上手くいかないときに、すぐにもう駄目だとあきらめたり、
すねて放り出したりするのは、たくましいことではありません。
たくましいとは、くじけずあきらめない心のことも言っていて、
健康な体と、強い心を持って初めてたくましいとなります。
皆さん、柳の枝を見たことがありますか?
しなやかに曲がっています。
だからすぐに折れるかなと思ったら、まさかまさか、
柳の枝はなかなか折れません。
しなやかで、でも強いのです。
たくましさとはそういうことなのかなと思います。
そしてたくましさをもつ子は、実は、かしこくもなれるし、
やさしくもなれます。
だから校長先生は皆さんにたくましさを
たくさんもってほしいと考えています。
新しい一年の始まりに際して、校長先生から皆さんに
「継続は力なり」という言葉を贈ります。
継続とは続けていくこと。
続けていく中で、力はおのずとついてきます。
途中で諦めたり、投げ出したりしたら、力にはなりません。
そして、続けていくためには、目標を決め、
自分に合った方法を考えて行っていくことが大事です。
この一年の始めに、皆さんには今年一年の目標を
まずは決めて欲しいと考えています。
その目標に向かって、やさしく、かしこく、たくましくを合言葉に、
今年の1年間、元気に楽しく過ごしてもらいたいと思っています。
おわりに、今日皆さんに教科書をたくさんお渡しします。
これは、皆さんがこれからもずっと幸せに生活していける力を
つけてもらいたいと、
働く人たちが一生懸命働いて得たお金を国が集めて買って、
「皆さん、どうかたくさん学んでくださいね。
お金はいりませんよ。どうぞ使ってください」
とくださったものです。
教科書にはそのような期待と温かな気持ちが詰まっています。
ぜひ、大事に使ってください。